寄せ模様の花ふきんから、
刺し子の伝統図案の説明です🌸🌼
篭目・二重篭目・網代・七宝つなぎ・角七宝
麻の葉・柿の花・十字花刺し・亀甲花刺し
青海波・つづき山形・段つなぎ
を解説します。
・篭目
竹で編んだ篭を模した文様。
こちらは一番シンプルなもの。
・二重篭目
篭目が元になった、
2本の平行線を組んだ図案。
リアルな篭目の雰囲気です。
・網代
竹や木を組んで作った魚取り用の仕掛けで
「網に代わるもの」から。
・七宝つなぎ
ひとつの輪に4つの輪が重なっており、
円(縁)が広がっていくイメージ。
七宝とは金、銀、瑠璃(るり)、
玻璃(はり)、シャコ、珊瑚(さんご)、
瑪瑙(めのう)の7種のこと。
・角七宝
七宝つなぎを直線で表現したもの。
・麻の葉
刺し子と言えば思い浮かべる伝統的な図案。
麻の葉はまっすぐに伸びることから
健やかな子供の成長を願い、
子供の産着によく使われた。
・柿の花
無駄が無い、
五穀豊穣などの意味があるとされた
柿の花を文様化したもの。
・十字花刺し
十には完全や
満ち足りているという意味があり、
縁起がよい模様。
古代より十字は神様の象徴。
多産・豊饒も意味している。
・亀甲花刺し
亀甲はカメの甲羅に由来しており、
長寿吉兆を意味する縁起の良い模様。
・青海波
無限に広がる波文様には
未来永劫へと続く幸せと、
人々の平安な暮らしへの願いが
込められている。
・つづき山形
縦と横に刺したジグザグの線で、
連なる山を表現した模様。
・段つなぎ
つなぎ文様は途絶えることのない
「不断長久」を意味しており縁起の良い柄。
今回は取り上げていない一般的なものでは、
・十字つなぎ
・千鳥つなぎ
・矢羽根
・野分
・分銅つなぎ
・紗綾形
などがあります。
美しさや面白さが感じられる、
日本ならではの図案に魅了されてしまいます🙂
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